[アップデート]Amazon Connect CCP および Salesforce CTI Adapter のCCP上でContact Lens for Amazon Connectの翻訳された会話内容が見えるようになりました!
7/27にAmazon ConnectやSalesforce CTI AdapterのCCPからContact Lens for Amazon Connectの翻訳・検出機能が利用できるようになりました!
Contact Lens for Amazon Connectとは
Contact Lens for Amazon ConnectとはAmazon Connectで通話した内容を書き起こししたり、感情分析ができるサービスです。
2019年12月にre:Inventで発表されて、2021年9月に日本語対応されました。
翻訳された内容を見るにはAmazon Connectコンソールに入って問い合わせの検索
から、対象の音声を選択してみる形でした。
それが今回、CCP上で翻訳された内容を確認できるようになったとのことで、早速試してみます。
実装の確認
CCPにログインしてAvailableの状態で通話を待機します。(今回はSalesforce上のCCPで試してみます)
テストコールを鳴らして、通話を始めます。
この時に、「こんにちは」といったワードや「切りますね」といったワードをオペレーター、お客様両方で発言します。
通話を終了ボタンを押します。
するとアフターコールワークの状態で、会話した内容がTranscriptとして表示されました!
何が嬉しいのか
CCP上で会話した内容が翻訳されて見えると何が嬉しいでしょうか。
オペレーターの後処理の工数削減
オペレーターの後処理の工数を削減できます。
直前まで会話した内容が日本語に翻訳されて見えることで、「何を会話したっけ...」等起きた時に、Amazon Connectコンソールから通話の詳細を見に行かなくともすぐにCCP上で確認できます。
(もちろんあとからAmazon Connectコンソールの”問い合わせの検索”からみることも可能です)
ルールによる検出
Contact Lens for Amazon Connectを利用している為、ルール
の機能を利用することができます。
ルールを利用することで、例えばNGワードを発言した時にフラグを立てることが可能です。
(下はwaruguchi
というルールで特定のワードを発言した場合)
ルールを利用することで、登録したワードを検出したら特定のキューにタスクとして通知することができますが、オペレーター側でも実際に特定のワードを話してしまったらすぐに確認できるため、迅速にスーパーバイザにエスカレーションすることができます。
ルールの設定方法について、下記ブログをご参照ください。
設定内容
設定内容はいたってシンプルです。
すでにAmazon ConnectでContact Lens for Amazon Connectを有効にしている場合、利用するオペレーターのセキュリティプロファイルのコンタクトレンズデータ
を有効にすることで設定完了します。
もしContact Lens for Amazon Connectの設定がこれから、という方はこちらのブログをご参照ください。
最後に
Amazon Connect CCPからContact Lens for Amazon Connectの翻訳内容を確認してみました。
Contact Lens for Amazon Connectを利用している方がいましたら、ぜひ試してみてください!
これからContact Lens for Amazon Connectを利用するという方も、Amazon Connectは気軽に翻訳を試すにはとても良いソリューションだと思いますので、ぜひ試してみてください。
ではまた!コンサルティング部の洲崎でした。